言奈の備忘録

家事と育児と家庭療育

待つ練習

息子は自閉症に加えて多動もあります。

道路に飛び出すほどではないけれど、とにかく落ち着きがない。

「待ってて」と言っても聞かない。

ちょっとでもいいから待てるようになってほしくて始めたのが、夕ご飯のとき椅子に座ったら“手はおひざ”で10秒待つこと。

初めは私が息子の手を押さえて、すごーく速く10数えて、とにかく10秒待たせていました。

それを毎日やっていくうちに、手を押さえなくても、速く数えなくても、「食べていいよ」と言うまで待てるようになりました。

健常児なら言い聞かせれば済むことを、息子には一手間も二手間もかけています。

家庭療育を選んでいるわけ

息子と同じ自閉症児のママたちと話をしていると、「どこの療育に行っている?」という話になることがよくあります。

多くの自閉症児がどこかの療育に通っていると思いますが、私は2年近く家庭療育をしています。

 

私も息子を療育にせっせと通わせていた時期がありました。

幼稚園の後、週1回1時間とか、2週間に1回程度。

他にも保育所等訪問支援として幼稚園に来てもらったり、使えるものは使わせてもらおうと福祉のサービスもたくさん使っていました。


だけど、あちこち行くというだけで疲れてしまうし、その頻度では、たいして効果も感じられませんでした。


その後引っ越したので、幼稚園には行かず、毎日通う療育園へ。

そこで半年間、家庭でもできる療育をみっちり教わりました。

また別の幼稚園に入ったので、その療育園はやめましたが、そこで教わったことを今も家で続けています。


どこかに通うよりも、1日30分でいいから、家でコツコツとできることをやったほうがいいと思うのと、

私は外に出るだけでも結構エネルギーを使ってしまうので、

家庭療育を選んでいます。

よく歩いています2

今朝も歩いて学校に行きました。

毎日片道30分かけて歩いて通っていると言うと、「すごい」とか「大変だね」とか言われますが、それほど大したこととは思っていません。

普通ならバスに乗るのでしょうけれど、それでも30分近くかかります。

それに、その路線はとても混むので乗れずに見送ることも。

それなら歩いた方が早いことも珍しくはないのです。


息子とスーパーへ行くときも、以前は自転車でピューっと行っていましたが、今は歩く。

自転車で行く時間プラス30分ぐらいで行けちゃいます。

息子は少し荷物を入れたリュックを背負わせると、姿勢がしゃんとします。

買った物も少し入れて、もう少し負荷をかけることも。


まだまだ送り迎えはしなくてはいけないし、息子の療育にもなるし、私の健康のためにもなるし、親子でたくさん歩く日々は当分続きそうです。

よく歩いています

歩くと脳の働きが良くなると何度か見聞きし、また一時期通っていた療育でも歩くことをさかんに勧められて、毎日よく歩いています。

平日は学校まで片道30分を往復、休日も1時間は歩いています。

歩き始めはぴょんぴょん飛び跳ねるような歩き方をしたり、耳障りな独り言が多かったりしますが、20分ぐらいするとそれも収まってきます。

暑い日や寒い日、雨の日は大変ですが、私にとっても適度な運動になっています。

時間はかかるけれど、お金は全くかからないところも良いところだと思います。

はじめまして。

はじめまして。

言奈(ことな)です。


夫と二人の子どもと暮らしています。

生活の大半は家事育児、在宅でちょこっと仕事、あと、下の子に発達障害があり家庭療育をしています。

 

障害児を育てる中で感じたことなどを綴っていこうと思います。

よろしくお願いいたします。